世田谷美術館で開催! 「ブルーノ・ムナーリ ― 役に立たない機械をつくった男」

イタリアの画家にして、デザイナー、さらには絵本を多数制作し、こどものための造形教育にも力を注いだブルーノ・ムナーリの展覧会「ブルーノ・ムナーリ ― 役に立たない機械をつくった男」が、11月17日(土)から東京・砧の世田谷美術館ではじまります。300余点にもおよぶ貴重な作品をはじめ、ムナーリが開発した遊具で遊べるコーナーも設けられます。さらに、イタリア人振付・演出家によるムナーリに捧げる新作パフォーマンスなど関連イベントが開催されます。

ムナーリの表現や考え方を親子で体験してみよう! 

ブルーノ・ムナーリは20世紀を代表するイタリアの美術家、デザイナーです。その活動の幅は、絵画、彫刻、グラフィック・デザイン、インダストリアル・デザイン、絵本と、とても広く、さらに70歳を過ぎる頃からは、こどものための造形教育に積極的に取り組んでいきました。日本にも何度か来日しており、1985年に東京・青山のこどもの城で大規模な回顧展が開催された際には、ムナーリみずからこどものためのワークショップを行ったそうです。


ブルーノ・ムナーリ 《陰と陽》 1953年 ジャックリーン・ヴォドツ・エ・ブルーノ・ダネーゼ財団 © Bruno Munari. All rights reserved to Maurizio Corraini srl. Courtesy by Alberto Munari Photo: Roberto Marossi. Courtesy Fondazione Jacqueline Vodoz e Bruno Danese

 

ムナーリの多岐にわたる作品や活動にはいずれも、誰もが楽しみながら美術やデザインに触れ、そして自分でも創作できるようにするという、一貫した考え方が表れており、世田谷美術館で11月17日よりスタートする本展では、そんなムナーリの活動を300余点の作品で振り返ります。


ブルーノ・ムナーリ 《凹凸》 1985年 特定非営利活動法人市民の芸術活動推進委員会 © Bruno Munari. All rights reserved to Maurizio Corraini srl. Courtesy by Alberto Munari

 

動きを美術に取り入れモビール作品の先駆けとなる《役に立たない機械》、色彩と触覚だけで物語を想像する本、誰もが美術に参加できるように考えられたスタンプを使った絵本、人間の見立てる力を利用した作品など、ムナーリの多様な表現は、こどもも大人もわくわくとしたアートの世界に誘ってくれそうです。さらに、ムナーリが開発した遊具を実際に手に取って体験できるコーナーもあるので、親子の鑑賞にぴったりです。


ブルーノ・ムナーリ 《木々》 1993年 バッコリ・コレクション © Bruno Munari. All rights reserved to Maurizio Corraini srl. Courtesy by Alberto Munari

 

また、関連イベントとして、国際的に活躍するイタリア人振付家・演出家ルカ・ヴェジェッティがムナーリに捧げるパフォーマンスのほか、講演会が開催されます。2018年4月に神奈川県立近代美術館葉山で開幕した巡回展の最終会場となる本展。ムナーリの世界を自由に見て、触れて、親子で感性を磨きあう絶好の機会となりそうです。

 

ブルーノ・ムナーリ 《『みどりずきんちゃん』のためのイラストレーションとレイアウト》 制作年不詳(1972年) パルマ大学CSAC © Bruno Munari. All rights reserved to Maurizio Corraini srl. Courtesy by Alberto Munari

 

 

関連イベント

※すべてのイベントの詳細は、世田谷美術館公式サイトにて要確認

□パフォーマンス「風が吹くかぎりずっと—ブルーノ・ムナーリのために」

日時:2018年11月30日(金)、12月1日(土) 各日18:00開演

場所:世田谷美術館1階展示室、エントランス・ホール

出演:鈴木ユキオ、竹内英明

定員:各日70名

料金(当日のみ):小・中・高・大生2,000円/一般3,500円

※予約分は終了。当日券若干有。

 

□講演会「ムナーリの言葉から考えるデザイン教育」

講師:阿部雅世(デザイナー、ベルリン国際応用科学大学教授)

日時:2018年12月22日(土) 14:00〜15:30 ※開場13:30〜

場所:世田谷美術館講堂

定員:当日先着140名 ※当日13:00より整理券配布

参加費:無料 手話通訳つき

 

□講演会「ムナーリの創造思考とその魅力」

講師:加藤賢策(LABORATORIES代表、アート・ディレクター)、聞き手:世田谷美術館学芸員

日時:2019年1月19日(土) 14:00〜15:30 ※開場13:30〜

場所:世田谷美術館講堂

定員:当日先着140名 ※当日13:00より整理券配布

参加費:無料 手話通訳つき

INFORMATION

「ブルーノ・ムナーリ —役に立たない機械をつくった男」

会期:20181117日(土)〜2019127日(日)

会場:世田谷美術館

住所:〒157-0075 東京都世田谷区砧公園1-2

開館時間:10:0018:00 ※入場は17:30まで

休館日:毎週月曜日、20181225日(火)、20181229日(土)〜201913日(木)、2019115日(火)

※ただし、20181224日(月・振替休日)、2019114日(月・祝)は開館

観覧料:中小生500円/大高生800円/一般1,000円/65歳以上800

※団体料金有り

※障害者の方500円 ただし、小・中・高・大学生の障害者は無料。当該障害者1名につき介助者1名無料

詳細:世田谷美術館公式サイト

文/ズッコファミリア編集部

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